ウォーターヒヤシンス製品
ウォーターヒヤシンスとは
ウォーターヒヤシンスとは川や湖などの
流れの少ない水面に浮かんで生育する水草の一種です。
葉は水面から立ち上がります。葉そのものは丸っぽく、艶があります。
家具として使用する場合などはボリュームのある手編み仕様になるので、
時間と労力がとてもかかります。
それ故に値段は割高となってしまいます。
ウォーターヒヤシンスはとても丈夫でササクレなども出来にくく、
衣類などが引っ掛かる恐れは殆どありません。
見た目に独特の温かみと重厚感があり、
現在、アジアンテイストの家具やインテリアに使用される代表な素材です。
タイでは昔から繁殖力の強さから、川を埋め尽くしたりして
水の汚染や生態系の破壊などを引き起こす問題になっていました。
しかし、現在では優れた弾力性・耐久性を活かし
多くの家具の素材に使われタイを代表する天然素材として、
全世界に輸出される素材にまでなった、まさにエコ新素材なのであります。
タイの人々にとって身近な植物ウォーターヒヤシンス
20世紀はじめまで、バンコクは「東洋のヴェニス」とも呼ばれ、
多くの水路が街中にめぐらされていました。
水路の水は、農業生産や生活用水に使われ、
出かけるときの移動も舟が使われたりしていました。
舟に乗って物を売る人もいて、
現在バンコクの有名な観光スポットである
水上マーケットはその名残でもあります。
昔のバンコクの人びとの生活は水とともにありました。
現在は、水路の大部分が埋め立てられてしまいましたが、
それでも、ところどころで、水が生活に密接していた
当時のバンコクの風景が所々で見受けられます。
私の母はタイ人なのですが、母が幼少のころは、
子供たちが水路に飛び込んで遊んでいるのが
日常の風景だったみたいです。
そんな川や水路に、人々の生活の一部として存在していたのが、
蓮やウォーターヒヤシンスなどの植物で、
タイの人々にとっては、とても身近な植物なのです。
ウォーターヒヤシンスのお手入れ方法
ウォーターヒヤシンスは吸湿性が高いため、
劣化を防ぐためには適度な温度・湿度・換気を心がけてください。
通気性の良い場所に設置するのが良いです。
また、湿った環境下で使用するとカビの原因となります。
掃除の際は、柔らかく乾いた布もしくは毛先の柔らかいブラシを使用し、
汚れを拭き取って下さい。
万一カビが生えてしまった場合は、十分に乾燥させた後、
消毒用アルコールで拭きとりましよう。
細かいささくれができた場合、爪切りで切ると簡単に取り除けます。
ヒヤシンスやラタン素材の編み目部分は、
通常大きく切れることはありませんが、
鋭利なものや硬いものが強く当たるなどすれば、
もしかしたら切れてしまう場合があるかもしれません。
万一、切れてしまった場合でも、
しっかりと編み込んでありますので、
1~2本切れてもほどけてしまうことはありません。
その場合、無理にひっぱったりせずに飛び出た箇所を
ハサミ等で丁寧に切り取ってください。
使用上は問題ありません
天然素材・ハンドメイド商品の注意点
天然素材を使用したハンドメイド製品のため、
一つずつ風合いや色合い・サイズや形状が微妙に異なる場合がございます。
表記の寸法はあくまでも目安となります。